ページトップへ

イメージ1

実は隠れ水不足?愛犬に必要な水の量

サンプル画像


「いつでも水を飲める環境を」犬を飼い始める時に耳に
したのではないでしょうか?ケージなどに給水ボトルを
取り付けたり、常に浄化されたお水が飲める商品など、
愛犬が水を飲める環境を作っていることと思います。
ですが、自主的に水を飲んでいたとしても、実は水分
不足ということも少なくありません。

●そもそも水の働きとは?

蛇口をひねればいつでも出てくるお水ですが、身体にとっては非常
に大切な成分です。私達人間も含め、動物の身体の60〜70%は
水分で出来ています。食事で取り入れた栄養素を身体の隅々まで
運んだり、体温調節などにも欠かせない存在です。また、排泄を
促す為にも必要です。

●身体の水分不足で起こること

暑い夏、犬は人間のように汗をかくことはありません。ですが肉球
から多少は汗をかきますし、パンティング
(舌を出して激しく呼吸することで体温調整すること)などで水分は
身体から出ていきます。体内の水分10%を失うだけで、健康に影響
が出るとされています。10%以上を失うと、数日で命が危険になる
可能性もあります。
また、排泄不良が続くと、目や口、四肢先や排泄器官の周りが
赤茶色く変色してしまったり、体臭や被毛や皮膚のパサつき、
あらゆる病気のキッカケになってしまうことも少なくありません。
では、一体どれぐらいの水分が必要なのでしょうか?

●一日の水分摂取量の目安

・1kg  : 112ml    ・2kg  : 188ml
・3kg  : 255ml    ・4kg  : 316ml
・5kg  : 374ml    ・6kg  : 429ml
・7kg  : 481ml    ・8kg  : 532ml
・9kg  : 581ml    ・10kg : 629ml

これらの数字は、あくまで目安です。活動量や普段食べている
ものによっても変わってきます。ドライフードは、その名の通り
“ドライ”ですので水分量は全体の10%以下に抑えられています。
対して、手作り犬ごはんは食材そのものの水分が多く含まれて
います。普段何を食べているかによって、水分の量も調整する
ようにしましょう。

●具体的な水分の摂り方

よっぽど喉が渇いていない限り、わんちゃんに水を飲ませるのは
至難の技。更に、年齢を重ねたわんちゃんは、喉の乾きに
鈍感になる傾向があります。そんな時は、フードをふやかす、
水にかつおぶしやゴマなどの香りが良いものを少量混ぜる、
肉や魚の茹で汁を取り入れてみるのも良いでしょう。また、
夏野菜などの水分が多い食材から取り入れることもおすすめです。

愛犬に、外でしか排泄をさせないご家庭では「水を沢山飲ませ
たら、その分トイレが近くなる」というデメリットもあるかも
しれません。ですが、いつまでも身体の中に毒素を溜め込んで
おくよりも、マメに排泄させてあげることで、健康管理にも
繋がっていきます。健康管理は、ちょっとの手間をコツコツ
続けていくこと。是非、この機会に考えてみて下さい。